言の笹舟 web小説レビューサイト

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「天使たちの課外活動」のレビューっぽい日記【茅田砂胡】


天使たちの課外活動 (C・NOVELSファンタジア)
天使たちの課外活動 (C・NOVELSファンタジア)



 ちょっと銀行に行く用事があったので、並んでいる間の暇つぶしを探しに書店に寄ったら「クラッシュ・プレイズ」の新刊がありましたので即購入しちゃいました。ここの本は、茅田砂胡さんのくらいしか買わないので新刊チェックはたまにしかしないので、こういうサプライズがけっこうな頻度で起こっています。




 で、待っている間に読んでみたのですけど、今回は個人的にはツボでした。
 このシリーズは、とんでもない能力を持っている主人公たちがけっこう長く暴れているので「主人公たちがピンチに陥ってドキドキする」という感覚がなくなっているのがネックになっていのですけど、今回は冤罪事件を解決するっていう流れになっていたために能力はあんま関係なくなっていたのが大きかったですね。どうやら今回からはじまった新シーズンはそういう事件解決をメインにしていくようなのでこれからがさらに楽しみになってくる巻でもありました。

 いつものようにリィたちを知らない人たちがそのスペックに驚くのは痛感であり、すでにその洗礼を受けてしまっている人間とのギャップは楽しいものではありましたが、今作で一番楽しめたのはやっぱ新キャラのライジャ・ストーク・サリザンでしょうか。リィに『リィ』と呼ぶことを認められたっていうのは衝撃的でしたね。なんで愛称を呼ぶことを認められただけで驚いてしまうのか、このシリーズを読んだことのない人に説明するのは難しいのですが……これまでさんざん身内以外には呼ばせないという描写を繰り広げてきた中でのこれはどうしても特別なイベントに思えてしまうんですよね。思えば、ゲストキャラではないレギュラーなのだと読者に印象付ける最初のシーンでした。
 このライジャは、惑星トゥルークというところの僧侶だったらしく、インド系の徳のある聖職者みたいです。
 女性に触れてはならないという戒律をかたくなに守っている人間なんですけどそれは女性嫌いや女性に弱いというわけではなく、初対面の人間の嘘を当たり前のように見破れる、ラノベにはなかなか登場しない真の聖職者は見ていると小気味いいですよね。ラノベの聖職者というと「裏では悪いことをしている汚職まみれの人間」とか「現実をほとんど知らない箱入り」とか「宗教を権力として利用しているだけ」とかがほとんどですから。こういう野生とはまた違う奥深さを持った人間が描かれることはなかなかありません。
 私はこのシリーズの中で、こういう宗教的なものの描かれかたが一番好きなのかもしれません。「ヴェロニカの嵐」でもありましたけど、宗教というものとリィたちの主義との関係性は、典型的な日本人らしく無宗教の私にとってはとても興味深いものです。哲学にも近いなにかが伝わってくる作品はなかなかありませからね。こういうのを期待してたぶんいつまでもこのシリーズは買い続けていくのでしょうねー。

 今回は、リィたちとライジャが新しい課外活動のグループを新設したところで終わっているのでほんと次回作が楽しみでたまりません。
 私の通っている書店では「茅田砂胡全作品フェア」なんていうものもやっているくらいの人気ですから、もっとシリーズが続いて、もっともっと読者が増えたらいいなと思います。
 普通のラノベよりこのサイズの本はまだまだ知名度が低いですから。
 興味を持った方はぜひ読んでみてくださいな♪





 

  









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