言の笹舟 web小説レビューサイト

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人気小説・ランキング上位のもの・捜索依頼されているものなどを読んで、気に入ったもののみレビューします。
2013年はこのブログだけでなくやる夫スレでも頑張っていきますよー!



「material sky」のレビュー


 HP:byablue(バイアブルー)
 原作:オリジナル
 作者:kamisiro様

 ジャンル:トリップ・御遣い・巫女・情報戦略・戦争



あらすじ:
 ファーデルシアという国は長閑なところだった。
 唯一起きる珍しいことは「人が落ちてくる」ということにすぎなくで……

 日本に巻き起こった怪奇現象に巻き込まれた主人公ともう一人の女子高生はローグ大陸に降り立った。しかし、女子高生のほうはとんとん拍子に王子をゲットしようとしつつあるとき、霞は強制的に他国への使者とされてしまっていて。
 
 霞は広告業の男社会で培ってきた経験をもとに立ち回っていく。
 すべては世話になっていた保護施設の皆を護るために!







序盤の登場人物:

・高原霞(主人公。27歳の独身女性。広告関係の仕事に就いていた)
 こちらの世界に訪れたときのショックで髪が白くなる。
 野美香と一緒に城にという誘いを断り、保護施設で農作業などをしつつ暮らしていたが……

・千賀野美香(17歳の元女子高生)
 霞と同じ異変に巻き込まれてトリップしてきてしまったらしい女の子。
 こちらでは聖なるとされる黒髪をきっかけに王子と仲良くなって城に移り住む。
 巫女としての生活にストレスを感じる日々を送っている。

・エスクラシオ大公殿下(アウグスナータ王の弟)
 ランデルバイア国の王弟。
 外見は霞好みの美形らしい。



世界観:
 主人公のいる国はファーデルシアという中世ヨーロッパに似ているところ。
 ただ、ときたま異世界からトリップしてくる人間の現れる土地ということが致命的に違ってきている。『天からの御遣い』の先輩たちの活躍によって、ある程度流れ着いてきた人たちの生活は保護されている。




見どころ:
 こちらの作品は三章ほど連載されている長編で、文庫本三冊分くらいにはなっていそうなくらいの長さはあります。女性の一人称なのですけど、社会経験のある大人の女性のためかまったく違和感なく読み進めていくことができました。その心情的にも納得させられ、甘ったるいところのないシビアな思考に痺れます。

 最初、冷たい連中かと思ったランデルバイア国の連中がどんどん人情味でてきて気に入っていきました。レディファーストで、政策的には殺してしまったほうがいいとわかっているのに納得できないから若いやつは助けたいと悩むことになってしまったり。霞と一緒に酒を飲んでいるやつらはいいやつらです。最悪にならず、霞の口が達者でほんとうによかったと安心してしまいました。

 第二章からは流されるままの立場からある程度動ける立場になってきます。
 戦争に関わったとき、広告業を通して現代の情報戦略を学んできた霞はっていう内容になっていますがネタバレになるので詳しくは書きません。気になる人はぜひ読みに行ってくださいな。







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