言の笹舟 web小説レビューサイト

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「銀河英雄伝説~新たなる潮流(エーリッヒ・ヴァレンシュタイン伝)」のぷちレビュー


 HP:小説家になろう(にじファン)
 場所:銀河英雄伝説~新たなる潮流(エーリッヒ・ヴァレンシュタイン伝)
 原作:銀河英雄伝説
 作者:azuraiiru 様

 銀英伝の世界に転生してしまった男が銀河帝国で生き抜いていくお話なんですけど――名作なだけに200話を超える大長編です。
 かなり読み応えのある文章量ですけど、費やした時間の分だけは大満足することのできるお勧めな作品です。
 とはいっても、原作をある程度知っていないとわかりにくいかもしれませんが……

 門閥貴族によって両親を殺されてしまった主人公は、その復讐対象がそのうちラインハルトたちの影響によって排除されてることをしっていたので、それを手助けできたらなと軍に入ります。士官学校では優秀な成績を示していましたが人気のない兵站科を志望したことと平民だということでもう活躍しそうじゃなかったんですが、イゼルローン要塞の並行追撃作戦を予測して進言したら、それをなかったことにするかわりに出世させられて、そしたら今度はサイオキシン麻薬の調査で実績を残したためにさらに出世とどんどん階級が上がっています。
 まぁこういった二次創作は珍しくないのですが、この作品が名作なのは、こういった出来事がかなり細かく描かれていることですね。いろんな人間の視点から描写されているのですけど、誰々はこういう思惑でどういう行動をとったからこうなった――ということが読者としてはわかりやすくて最高に面白いです。主人公にとって都合のいいことばかり起きるのではなく、原作知識だけでは想像もできなかったことが派生して、どんどん原作からズレていくのが時を忘れるくらい楽しかったです。

 とくにラインハルトとの関係性が気になりました。
 主人公としては原作ファンだから応援したくもありそのうち復讐をしてくれる存在なのでなにかと支援していくのですが、ラインハルトにとっては年齢も階級も近い相手なので目の上のたんこぶに感じてしまい、味方になれたはずなのにすれ違ってしまい……さらに周囲の暴走があわさって、決別しかねない事件が発生してしまってます。で、袂を分かったかと思えば今度は上の都合で一緒に働くことになったりと複雑なことになっているんですよね。この主人公と原作主人公の関係がじれったくもありますがそこがこの作品の魅力でした。

 やはり、すべてが主人公にとって都合のいい世界ではなく、原作の枠を超えて、敵味方が入り乱れての勢力争いっていうのは飽きませんね。
 一つの計画があったらそれを実現するための数十の出来事がしっかりと描かれているのがなんともうれしいです。
 これにさらにif展開の、同盟側に亡命していたらとか主人公が女性だったらなどの外伝まであるから至れり尽くせりです。

 正しくファンフィクションをやっている名作ですので銀英伝ファンはせび読みにいってみてくださいな♪

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コメント

アメリカで銀河英雄伝説は禁書扱いです

銀河英雄伝説はアメリカでは嫌われています。
なんと驚くことに10年連続で子供に読ませたくない本第一位にランクインしています。


  • 2012/04/01(日) 17:32:17 |
  • URL |
  • 元・S #-
  • [ 編集 ]

「アメリカで銀河英雄伝説は禁書扱いです」はデマです

>銀河英雄伝説はアメリカでは嫌われています。
>なんと驚くことに10年連続で子供に読ませたくない本第一位にランクインしています。

日本のWikipediaには、銀英伝の海外展開は中国訳と韓国訳のみとされています。
また、アメリカのWikipediaでも、「公式英語版が存在しないので、これらの翻訳は非公式です」と記述されています。
この元・S氏は、エイプリルフールにさまざまなサイトでこの悪意あるデマを書き込んでおり、一ファンとして悲しく思ったのでご連絡させていただきました。

アメリカのWikipedia
http://en.wikipedia.org/wiki/List_of_Legend_of_the_Galactic_Heroes_media#Original_novels

  • 2012/06/08(金) 12:33:37 |
  • URL |
  • 銀英伝ファン #WwMegDZg
  • [ 編集 ]

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