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「ゼロの大冒険」のレビュー

 HP:まったいら!
 場所:ゼロの大冒険 異世界の大魔道士
 原作:「ゼロの使い魔」の世界に「ダイの大冒険」のポップが召喚される。
 作者:平平(ひらだいら)様

 ジャンル:ドラクエ ゼロ魔 魔法使い 大魔道士 カタルシス



あらすじ:
 黒の核晶(魔王にすら『忌まわしい伝説の超爆弾』と言われた兵器)から仲間をかばい、一人死を選んだ勇者ダイ……ではなく魔法使いポップ。
 彼は死後の世界と思わしい場所にて守ることのできた人間を思い浮かべつつ安らかな眠りについた。
 なのに。
 次に目を覚ましたときには「あんた誰?」と問いかけてくる女の子がいた。
 どうやら彼女はサモンサーヴァント(使い魔召喚の魔法)とやらでポップを呼び出してしまったらしく。

 まだ、彼の冒険は終わらない。







登場人物:

・ポップ(勇者ダイと共に魔王軍と戦ってきた魔法使い。元々は臆病だったが、危機を乗り越えていくうちに成長していった)
 大魔道士と名乗れるくらいのレベルにはなっているのに召喚後は魔法を使えなくなっている。
 そのため実戦経験こそ豊富とはいえ低レベルの戦士以下のステータスに過ぎない(扱えない魔法関係を除くと)。

・ルイズ(大貴族の三女。魔法を成功させられないぺったんこ娘)
 使い魔召喚の儀式にてポップを呼び出してしまった少女。
 平民を呼んだとクラスメイトには馬鹿にされる。
 立派な魔法使いを目指しているけど、どんなに勉強したって魔法をまったく成功させられない体質。




見どころ1:
 ポップとルイズは話し合うと、頭の回転が早いもの同士のため互いの話をスムーズに理解していくことができる。
 だからこそ衣食住を握られているポップはルイズに頭が上がらなくなってしまい、使い魔という下僕業をこなしていくに同意する。
 とはいえ、アバンの使徒として、男として、理不尽に八つ当たりをしてきたあげくルイズを侮辱した貴族の青年には黙っていられず、魔法を使えない状態のまま決闘に応じることになり。
 その決闘は、小細工から始まって苦戦を経て最終的には感動的とすら言える結末を迎えることに。

 決闘のシーンを書かれている第三話は定期的に読み返したくなる名作です。


見どころ2:
 自分の攻撃呪文なんかは通用しない強敵からは逃げ出してしまった時期のあるポップ。
 魔法を一度も成功したことはないけどくじけることなく練習し続けてきたルイズ。
 錬金の魔法を失敗して落ち込んでいるルイズを慰めるシーンなどは、読者として、昔のかっこわるいころとそこから少しずつ勇気を得ていったことを知っているポップだからこそ言葉に重みがあるように感じられます。けっこう二人は相性は悪くないように言葉の端々から感じられ、安心して読み進められるかと。
 やっぱギスギスしている主従関係は嫌ですからねぇ。


見どころ3:
 ポップの使えていたドラクエ風の呪文をハルケギニア的に解釈した、メラミは『火』『火』――火のラインといったことをまとめている一覧が第三話の一番下にある。
 けっこう納得いったりするものや、なんでギラは『火』と『土』なんだといったものまであって眺めるのが面白い。
 まぁこのあたりはマニアックな楽しみ方なので万人にはお勧めできません。




関連作品:
 まぶらほ ジハードウイザース
 同作者の「まぶらほ」の人間関係に遊戯王っぽいゲームルールを取り込んだクロス作品。
 悪魔の仕掛ける、知り合いの能力がカードに反映される闇のゲーム。
 和樹の悪魔との対決は1ターン1ターン手に汗を握る激戦で、こんなに小説媒体でカードゲームの熱気を表現できている作品を他に知りません。




注意事項:
 出版社に投稿するオリジナル小説を執筆されているようで、現在更新停止中です。
 続編が掲載されないからといって文句のほうはないようにお願いします。











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