言の笹舟 web小説レビューサイト

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「やる夫は青い血を引いていたようです」のレビュー


 ジャンル:貴族社会・騎士・成り上がり・許嫁・政略結婚・愛人

 原作:オリジナル

 村人だったやる夫が実は貴族の血をひいていることが判明して、半ば強制的に騎士されちゃうお話なんですけど……
 このあらすじだけだと成り上がりもののサクセスストーリーっぽいですけどそう簡単じゃないみたいです。
 せっかく可愛くて気立てのいい翠星石という許嫁がいたのに身分差が原因で結婚できなくなっちゃいますし、それだけじゃありません。
 いろいろと政治的にめんどうなことになったり、山賊退治に出陣しなければならなくなります。

 この作品はストーリーがいいだけではなく私たちのあまり知らない昔の貴族社会というものが描かれていて読むとタメになりますね。
 なんといいますか、騎士の登場する別作品を読むときさらに面白くなるといいますか。
 やる夫は領主になりましたけど、以前は次代の村のまとめ役になるべく教育を受けていましたので、領主側と村側の双方の思惑が知れるというのがいいです。
 それだけでなく王族だの商人だの従者だの村人だの集落だのジプシーだの……いろいろな視点の描写があります。
 共通して言えるのは誰もがシビアだっていうことですね。
 子供まで食わせていく稼ぎがなければ嫁はこない、好きな男ができたとしたら本人にアタックするより先に親のほうから根回ししてもらう。
 盗賊退治しにきてもらった騎士たちに長居してもらうと集落としては困る、戦勝祝いのときには村の女を夜伽にいかせにゃならん。
 よい婚姻を結ぶには派閥に属さなければならない、よそものの旅芸人は弾かれる。
 出世するにはとにかく武勲、女はいい男とちょっとでもチャンスがあったら妾でもなんでも狙う。
 
 魔法なんてもののない、銃や火薬もない、弓と槍と剣の時代のやたらとリアルティのある群集劇です。
 本編一つあるごとに毎回ウソ予告と世界観説明の短編があるんですけどこれがほんと面白い、読者をひきつける名作ですので、皆さん、ぜひ読みにいってみてくださいな♪

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