言の笹舟 web小説レビューサイト

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NARUTO~湖面に揺れる子供たち~ イルカ vs 守鶴?

 これは原作終わったら連載開始を予定しているNARUTOの二次創作の下書きです。
 中々完結しないので、ちょこっとずつメモを公開していきます。
 ただ、連載のときそのまま使われるとは限りません。
 拍手のお礼拍手によくあるIF展開のssと思ってもらってかまいません。

 正式に投稿するとき参考にするため、コメント・お意見は大歓迎となっています。子供のように喜びます。

 今回は、木ノ葉崩しのとき子供たちの避難を誘導しているイルカのシーンです。









「ああっ!!」

 生徒たちの一人が後ろを見たとたんに倒れこんだ。


 見つけられた。
 目をつけられたのだとイルカは悟った。
 あれは、子供は宝だということを知っている。
 そして――人の宝を踏みにじることに喜びを覚えるのだと。

 周囲を見回すが、まともな忍はイルカ一人。

「木ノ葉丸。お前が、皆を連れていくんだ」

「どこにいくんだってば、コレ」

「お前たちの隠れ家が避難所なんだぞ。知らなかったのか?」

「な、何で知ってるんだってばよ! コレ」

「俺はお前の先生なんだぞ。当然だろ? あそこの入り口はわかりにくいところにある。先に開けてやってくれ」

 透明な笑みを浮かべるイルカ。

「……先生?」

 木ノ葉丸は声をかけた。しかし、返事はなかった。
 置き土産のように紅葉が舞う、が、しかしそれはもはやイルカは去ったということの証拠だった。




 自身にできる最速の瞬身の術を使っているイルカは、移り変わる視界に敵の姿が映らないことのみを確認すると、指導用と自分の現役時代からの習慣で身につけている忍具をチェックし始めた。もちろん自分の持っている種類と数はわかっている。
 イルカの狙いは爆発による、化け狸の爆撃と呼ぶべき術の撃墜。
 故に確認するのはただ一つ――現段階の最大火力。
 起爆札はもちろんのこと煙幕すらうまく使えば爆発力を増やせるし、多少だろうと爆風に指向性を持たせられればそれだけ威力は強まることになる。けれどいくらなんでも、後を考えない一回こっきりの忍具全放出の想定なんてイルカはしたことがない。
 とはいえ、イルカは忍具使いに分類されるスタイルの持ち主。
 すぐに品々のチェックと計算を済ませる。
 術者のチャクラに比例する忍術では必殺の力を得られなく、その為、起爆札に代表される忍具を使った戦闘法を持つ者のことを『忍具使い』と呼ぶ。
 そんな中、イルカは忍具使い必須と言われる起爆札の高等結界術をマスターしている。
 だが……根が真面目なイルカはその術を習得したあとも研鑽を忘れることは無かった。教師の任務がいくら忙しくとも、その忙しさを修行と研鑽を怠る言い訳にしたことはない。いついかなるときも教え子を護れるように。そして、努力を忘れたものに師たる資格はないと考えて。
 そんなイルカだからこそ中忍としては異例に会得できた術がある。
 起爆札に己の命を直結させる術法だ。
 本来は暗部が死を覚悟したとき敵を巻き込みかつ自分がこの世に存在した証明をできなくするための術。
 そのために一切の加減なく威力は飛びぬけている。
 ステップアップのためだけに理論を覚えたにすぎない術ではあるが、だからといってそれで使えないような類の術ではない。一発限りの練習できない術だからこそ、こういったものは簡略化されまくってるのが常なのだから。

 その自爆術を基点に結界を張る、一世一代の大爆発。

 教師の持つ起爆札は威力を小さく留めた、その代わり暴発率を大幅に下げた品。暗部たちは自分のチャクラパターンにのみ反応するような札を使っているけれど、そういうものは教師の安い給料では手の届かない値がついているのだ。これは子供の悪戯で万が一暴発してしまったときのことを考えて、殺傷力と呼べるものはなくなっている。
 だから手持ちの起爆札くらいでは相殺できない。
 軌道を変えることぐらいは出来そうだけどそれでは意味がない。
 あれは鉄球ではなく抑えつれられた風の爆弾。
 命中と共に衝撃を撒き散らすために地面にぶつけられれば火影岩を、子供たちの足場を、避難所の半分を吹っ飛ばす。

 いつ腹を打ち鳴らすのか。

 少しでも遠くで。
 己の全てを注ぎ込んだ瞬身で、駆け抜ける。








 なのに――
 そのイルカの肩を蹴り付け、前へと躍り出た黒衣金糸のヤツがいた。

「お前は英雄という柄ではないだろうに。なぁイルカ」

 空中なのにくるりと振り返ってみせたのは、一番最近の卒業生の中の飛び切りの問題児だった。




 
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