言の笹舟 web小説レビューサイト

 ここでは私の趣味嗜好を基準にネット小説をご紹介させてもらってます。
人気小説・ランキング上位のもの・捜索依頼されているものなどを読んで、気に入ったもののみレビューします。
2013年はこのブログだけでなくやる夫スレでも頑張っていきますよー!



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「ちょっとした手違いで」のぷちレビュー


 HP:小説家になろう
 場所:ちょっとした手違いで
 原作:オリジナル
 作者:西都涼 様

 社会人三年生の女性がどういうわけか気づくと乙女ゲームのキャラに転生していたっていうお話です。
 主人公がなったのは相良瑞姫という、乙女ゲームの『セブンスヘブン』では攻略対象になっている人物の妹にあたるお嬢様で、中一のころに大怪我を負ったことをきっかけに前世の記憶を取り戻し、そこがゲームの世界なのだと気づきます。しかし、どういうわけかゲームの設定とはいろいろと違っていて、登場人物がゲーム設定で決められているものよりさらに深みのある性格をしているだけではなく、攻略対象だったはずの兄の年齢が上がっていて、もうとっくにゲームの舞台を卒業しちゃったりしているのでゲーム情報はほとんど役立っていないですねー。

 で、その主人公がどうするかという原作主人公の代わりに恋愛なんてことは全然なくて、超名門のお嬢様として舞い込むトラブルをこなしていっているのですが……そうとうガチです。家柄が立派すぎて、自分の行動が即グループの評価が繋がっているので人前では常に気を張っているような日々になってますね。なんかもう乙女毛ゲームのおバカな感じがまるでなく、むしろ頭がお花畑の原作キャラを冷やかに見つめながら自分が巻き込まれないように線をひきつつ、恩を売るという高難度なことをやっていくことになるわけで……なかなかない展開ですよね、こういうの。キーワードには逆ハーとありますけど甘ったるい空気がまったくありませんのでどういうジャンルに分類すればいいのか悩みます。
 お嬢様の体面を保ち続けるだけっていう、わかりやすい面白味のある作品ではないのですけど教養のある人物同士のやりとりをじっくりと読み込んでいくと味の出で来る変わった作品ですねー。個人的にはなんか気に入っているのでこれからも追いかけつづけますけど合う合わないがけっこうありそうですので、興味を持たれたかたのみよろしければ読みにいってみてくださいなー♪



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